中国の反応 | 庵野監督の「シン・仮面ライダー」

「シン・仮面ライダー」は、2023年3月17日に公開された特撮映画作品で1971年の特撮テレビ番組「仮面ライダー」のリメイク作品です。「シン・ゴジラ」や「ヱヴァンゲリヲン新劇場版」、「シン・ウルトラマン」を手がけた庵野秀明氏が監督・脚本を務めています。
中国検索大手の百度が開設した掲示板サイト「百度貼吧」から、「シン・仮面ライダー」についての投稿がありましたので中国の人たちの反応をご紹介します。

翻訳元:https://tieba.baidu.com/p/8517237079

中国の反応

1.中国人(スレ主)
今回の仮面ライダーは、カルト映画の観点から見ると、庵野はかなりいい仕事をしたと思う。
仮面ライダーシリーズは見たことがなくオリジナルも見たこともなかった一般人のレビュー:
この映画は、一般的な商業映画として捉えることはできない。映画全体に不気味でノスタルジックな雰囲気が漂っている。意味不明なセリフだらけ、奇妙なカメラワーク、役者の堅苦しさと登場人物の突飛な動機、戦闘シーンはお粗末だが血しぶきなど気にならない。全編を通して最も優れているのは、主流から脱却したアートデザインで好きな人にはかなり味わい深いだろう。
世紀末のB級映画としてみれば、独特の作風を持った”良作”とも言えるが、ハリウッド量産型ポップコーン映画を数多く見ている人が見るとまた違った驚きがあるかもしれない。
ハリウッド量産型ポップコーン映画に見飽きたら、ぜひ試してほしい。
※カルト映画とは、公開後に熱心なファンを獲得して、長期にわたってさまざまな形で繰り返し鑑賞・消費されるようになった映画作品を指す。

2.中国人
見た目は悪いが良くも悪くも面白い。

3.中国人(スレ主)
>>2
少なくともアートデザインは面白い。

4.中国人
オリジナルを考えずに見ても大丈夫だ。

5.中国人
庵野監督はダメ監督だとずっと思っていた。

6.中国人(スレ主)
>>5
アニメーション指導は悪くないよ。

7.中国人
前世紀のカルト映画には良作と駄作があり、例えば「Dangerous Encounter – 1st Kind」、「バトル・ロワイアル」、「We’re Going to Eat You」は駄作の部類だ。映画界には人材が不足しているというのが私の評価だ。
※「Dangerous Encounters of the First Kind」と「We’re Going to Eat You」は、ツイ・ハーク監督による香港映画。「バトル・ロワイア」』は高見広春の同名小説を原作とした、深作欣二監督による日本映画。

8.中国人(スレ主)
>>7
もともとカルト映画は10本中9本が駄作であまり期待する必要はない。多額の製作費をかけながらもカルト的に仕上げるのは実に稀で駄作とされる。

9.中国人
見終わって感じたのは、「良いとは言えないが、全くダメというわけでもなく、まだ何かあるような気もするけど、庵野を少し知っている視聴者にとっては目新しさがないので、全体的に見ていて波がなく、満足はできないけど、少なくとも見ていて多少は感情が動く…」という、一部の視聴者のコメントの通りだった。おそらく、昔のTVや漫画やエヴァを観て楽しんできた人だけが、この映画を観て最高の感動を味わえるのだろうが、そのような視聴者がどれだけ占めているのだろうか? 酷評は当然である。
※「新世紀エヴァンゲリオン」は、GAINAX制作による日本のアニメ作品。庵野秀明原作・監督。

10.中国人(スレ主)
>>9

大衆の評判が悪いのも当然。雑な語り口やカメラのカットは多くの人を怖気づかせる。
しかし、率直に言って、この映画は全体にノスタルジックなアートデザインがよく施されており、心を込めて制作されたことがわる。

11.中国人
見終わった後、悪くないと思うのは、ネット上の否定的な批評のせいで、自分の美学を疑っているからだ。 実は特撮というのは最初からカルト的な味わいがあり、ヒーローものが登場する前はホラーが主流だった。本作の戦闘シーンの7割はアニメ調の絵コンテで撮影されているが、CGアクションと実写アクションの繋がりが表現できていない。ドラマシーンもエヴァの撮影方法を真似ているが、2Dアニメの雰囲気は必ずしも実写向きではない。(渡辺美波が本当に美しいと気づかせることを除けば)
※浜辺美波は、日本の女優。「シン・仮面ライダー」ではヒロインの緑川ルリ子を演じている。

12.中国人
しかし庵野自身がドキュメンタリーの中で、この映画の目標はマーベル映画のレベルを目指すことだと言っていた。どうしたってマーベルの真似をカルト映画にしてはいけない。これはカルト映画なんだ…。
※「マーベル・シネマティック・ユニバース」(MCU)は、アメリカン・コミックの「マーベル・コミック」を原作としたスーパーヒーローの実写映画化作品を、同一の世界観のクロスオーバー作品として扱う作品群。

13.中国人(スレ主)
>>12
彼が心の中でどう思おうと、実際に撮影してみるとカルト味がある。
特にカメラワークの安っぽさと唐突さ、無駄に血なまぐさいシーン、まったくその通りだ。

14.中国人
向こうにラジー賞のようなものがあるかわからないが、もしあるとすれば間違いなく受賞候補だろう。
※ゴールデンラズベリー賞は、アメリカの映画賞。毎年、アカデミー賞授賞式の前夜に「最低」の映画を選んで表彰するもので、ラジー賞とも呼ばれている。

15.中国人(スレ主)
>>14

それは不愉快だなあ。

16.中国人
個人的には、ブラック・サンよりいい感じ。
※「仮面ライダーBLACK SUN」は、「仮面ライダーBLACK」のリブート作品。

17.中国人
個人的には、仮面ライダー史上最悪の作品だと思う。

18.中国人
カルト映画並みのコストで作ってほしいということなら、それはそれでいいんじゃない?

19.中国人(スレ主)
>>18
彼が巨額予算の映画をカルト映画に仕立て上げるのを見るのは興味深いが、他の監督もそれができるだろうか。

20.中国人
私は昔からホラー映画好きなので多くのカルト映画を見てきた。そのほとんどは低予算という共通点がある。少ない予算で大きな利益を上げるためだけに作られたものが多い。低予算、低リスクでも利益を出せるかもしれない。結局のところカルト映画には商業的な奇跡がある。
数年前に日本の超低予算カルト映画で好評を博した「カメラを止めるな」があった。全編、1円にも満たないようなチープでくだらないプロットに満ちており、安っぽく間抜けでぎこちない日本人役者の演技が満載だった。過去のカルト映画のパロディでもある。しかしながら、カメラワークには作り手の情熱と誠意が感じられた。
庵野監督については、彼が得意分野ですべての利点を放棄するのは珍しいとしか言いようがない。
※「カメラを止めるな!」は、、上田慎一郎監督によるの日本ホラーコメディ映画。

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